バイキングポンプ定量吐出原理

 バイキング社のシンプルな「内転歯車」の原理は2個の回転稼働部品を有しているだけです。高い信頼性と効率的な運転が、容積式バイキングロータリーポンプでできる秘密がここにあります。ローターとアイドラーギヤーの歯と歯の空間に液を充満させることにより、確実な定量吐出がなされます。

 全てのロータリーポンプでも同じことですが、バイキングポンプも比較的きれいな取扱液の方が性能を最高限に発揮させることができます。ポンプシャフトの各回転につれて、吸入口から確定量の液がポンプにはいってきます。この液はローターとアイドラーの歯と歯の間に充満します。液が吐出側へ、スムースに移動するにつれて、ポンプヘッドにあるクレセント(三日月部)の所で液の流れが分かれます。クレセントの内側の歯と歯の間に入っている液を吐出するアイドラーギアはポンプヘッドのピンを軸にして回転します。

 ローターギヤーの歯と歯の間に入った液はケーシングとクレセント外側を通って吐出されます。

 このローターギアはポンプシャフトに接続されています。


その作動の仕方

下図は液の流れを図示したものです
(バイキングポンプは正逆いずれの方向でも運転可能です)

左図の色塗りしてある部分はポンプケーシングの吸入口から
液が入り、ローター歯とアイドラー歯の間に液が充満してきた
所を示したものです。
2本の矢印はポンプの回転につれて移動する液の方向を示し
たものです。
内転歯車の原理に従って、歯と歯の間に入った液がポンプ内
部での移動進行状態を示したものです。又、ポンプヘッド部の
クレセントにより液の流れを2方向に分け吸入口と吐出口間の
液シールの役割を果たしているところを示したものです。
液が吐出口から払い出される寸前におけるポンプ内部の状態
を示したもので、ほとんどいっぱいに液が充満している所を図
示しています。ローターとアイドラーギヤーが、液をその空間に
押し込めながら確実に一定容量を吐出させている機構に注意
して下さい。
ポンプ内部に完全に液が充満し、吐出口から払い出される状
態を示したものです。
ローターとアイドラーの歯のかみ合いは、吐出口と吸入口間の
等距離の位置で液シールしており、液を吐出させています。